塾というのは「お金を取るのだから儲かればいいでしょう」と言う声を時々聞く。確かにたくさん子供がくれば儲かるのだからいいのかもしれない。けれどもこのあたりが少し他の職業と違うのかもしれない。

 自分で教えた子供というのは結構気になるもので、教えた子供が高校でうまく行っているだろうかとか、考えているものなのだ。これはこの塾だからと言うのではなくて、教師という職業がそうさせるのかもしれない。だから教えている人数はあまり頭の中にはない。確かにもう閉めてしまおうかと考えることもあるが、必要とする子供がいる限り、何とかがんばろうかと考えたりもする。昔、教えた子供が大学生になって、懐かしがってくることもあるが、もし、潰れたりしていたら、きっとがっかりするだろうなと思う。チェーン店の塾は儲けがなくなると3年ほどでどこか行ってしまうが、通っていた子どもからしたら、寂しいいのではないかと思う。昔と同じようにそこにあることが大事と思うこのごろである。

この塾もすでに14年目に入った。相変わらずギンも元気だ。15歳。人間だったら軽く80歳を超えている。お互い体を大切にしてがんばろう。