8.31防衛省の概算要求5.2兆円の見出し。ついに来たかという印象だ。
テレビのニュースではどの局も取り上げない。調べてみたが、平成12年からの統計では一般会計での国防費は4,7兆円だ。毎年安倍政権になってからは右上がりで増えている。今年度の一般会計予算は96.7兆円。税収は約58兆円、税収の約1/10が国防費で使われるのだ。税収の6割しか税収で賄えないのだが、足りない4割は公債金で補充している。このお金は将来世代の負担となる借金に依存している。ただでさえ少子高齢化で子供世代に負担がかかるというのに、本当に大丈夫なのか誰も問わない。確か民主党政権の時、当時の民主党にこの借金をどうするのだと強く迫ったのは野党の自民党だった。それから安倍政権は2期、景気は良くなったのか、借金は減ったのか、誰も追及はしない。不思議な国だ。今回の北朝鮮のミサイル。トランプ大統領へ安倍さんから長時間の電話。そして密約が取りざたされている。迎撃ミサイルをもっと買えという要請を気前よく引き受けたのだろうか。来年の国防予算はさらに上乗せされるのだろうか。税収が増えない中、さらに借金を増やすのだろうか。また、新たな税金を増やすのだろうか。消費税10%を実施して2%分は国防費として計上するのだろうか。確かに国の安全を守ることは重要だが、将来の日本を担う子供たちを取り巻く環境の整備を怠ってはならない。義務教育の充実は急務だ。正規の教員が半分にも満たない公立学校がある。お金を使うところはいくらでもある。