中学生を教えていて、いつも感じることだが、自分の能力を過小評価する子が多いということ。どういうことかといえば、たぶん小学校時代からなのだろう、勉強ができないと繰り返し言われ続けてきた結果からなのだろうかと思う。本来、能力がない子なんて“ない”というのが私の意見だ。能力というのは一体何かといえば、ものごとに対する処理能力だ。学力もその一部であって全部ではない。学力が高いからと言って指先が器用でないなんてことはざらである。ただ、人の環境はみんなバラバラで、親の職業によっても家の中の雰囲気は異なる。知的な環境の中では当然子供にとっても勉強するのもいい環境であることは間違えない。
だからと言ってその環境も絶対必要なものではない。必要なのは自分自身のやる気だけ。
私は能力を発揮できないで成績を伸ばせない子をもう一度丁寧にわかるところからやり直すだけで、飛躍的に伸ばすことができると考えている。だから、できないとあきらめてしまうのは早いと思う。人は何回でもチャレンジできる。チャレンジするのは早ければ早いほうがいい。自分の能力をもっと信じてほしい。塾はその気持ちをサポートできる。高校までまだ半年もある。