、学習塾は個別指導が主流である。
しかし、調べてみると個別といっても塾によって相当実態に違いがある。明〇では講師一人で最大4人まで見ている。個〇指導学院でも1:3、大手の学習塾では 大体こういった感じだが、これで果たして個別なのだろうか。コマーシャルを見ると確かに授業形式で1対1の感じだが、4人いれば一人に4分の1の時間しか使っていないことになる。しかも学年や教科も違うことがあるという。だからこれを個別と呼んでしまうと首をかしげたくなる。授業料は4分の1にはならない。私も昔、東京の離島で教員だった時に一人で複式の授業をやったことがあるが、学年が違うと、とてもやりにくかったことを思い出す。本職の教員でも難しいことなのに、まして学生では本当にきちんと指導ができるかと考えてしまうと、かなり難しいことではないかと思う。どうしてこんなことが可能かといえば、やはり大手の場合、利益を上げなければ高い賃料を払う教室の維持が難しいという事情があるからなのだが、以前、大手の塾から来た講師の話を聞いたことがあるが、厳しいノルマがあり、それをこなすのが大変だと言っていた。いずれにしても大手の場合、利益が上がらないとさっさと他に移っていく。その目安は3年。子供の事情は考慮されることはない。塾選びは案外大変なことだと思う。