はっきり言って、学習塾の教育費は高いと思う。お金がないと受けることができない。

国は義務教育費を無料でさらに高校までを無料にしたいという。しかし、公立中学校は給食費や修学旅行費などは家庭に負担がかかる。これは一見平等なようだが、果たしてそうなのだろうか。小学校で気になるのは低学年からすでに学力格差が広がっていて、それが中学校で足を引っ張っているのが現状だ。数学の問題を解いていても問題の意味が取れないなんていうのはざらで、理科でも植物でも動物でも全く興味を示さない子供も多い。英語に至っては中三でもアルファベットが書けない子供がいる。私は教育が大事だという教育を受けてきた。だから、多少お金がかかってもその子の将来を左右する知識は身につけなければならないと考えて、3人の子供には収入のかなりの部分教育費に充ててきたつもりだ。

 しかし、最近の保護者の中にはあまりそういうことには関心を持たない保護者も増えた。

多様な価値だと言って学習を重視しない保護者も多くなった。そういう子供は塾をよく休む。○○の練習があるから塾には行けない、ということがある。高校に行けるかどうかわからないほどの学力なのに、部活動が優先される。価値が違うのかもしれないが、私には優先順位が違うと思う。そういう私の考えは古いのだろうか。繰り返しだが、子供に財産を残したいのなら、お金ではなく教育という無形の財産を残してもらいたいと思う。お金は無くなったら終わりだが、教育という財産は身についたら決して消えてなくなるものではないからだ。

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