アメリカではトランプが大統領になってから格差が広がっているのはご存知の通りだが、一部の富裕層と貧困層の格差が大きくなっていて、容易に差は埋まらない状況になっているのだが、今、毎日トランプの話題から疲れて、少し、離れたいという空気も生まれているという。また、これまでの対立軸ではなく、相互の融和が生まれてきているともいう。
特にアメリカの対立構造は貧困の問題だけではなく、宗教、人種といった問題も絡んでいるので複雑だ。トランプ大統領はアメリカファストと言って大統領になった。日本では、小池さんが都民ファーストと言って大勝した。ある意味どちらも保護主義的な発想で似ている。都民ファーストというのはまず第一に都民という考えだから、他の県に事は知らないということにもなりかねない点でトランプの政策と似ている。これはトランプでもなく、小池氏の政策が問題というわけではなく、選挙で選んだ国民や都民の考えを反映しているということだと思う。つまり、国民が望むから、地球温暖化対策もやらない、貧困格差解消も取り組まないということだろう。
いつからこんなに人は自分本位になってしまったのだろう。優しくなくなってしまったのだろう。私が子供のころは隣近所で困っている人がいるといろいろなものを届けた記憶がある。それが当たり前だった。今はみんな関わりたくないと考える人が多くなったのだろうか。見て見ぬふりをする人が多くなったのだろうか。そんなことを考えていたら、
九州で福岡、熊本、大分で集中豪雨で被害が出ているニュース。ボランティアの人や自衛隊の救援活動が始まっているという。暖かいニュースに少しほっとした。日本人の本来のやさしさを見たような気がする。