毎年の都立入試を見ると一番平均点の悪いのは理科。社会だということをご存じだろうか。理科と社会で点数を取れれば少なくても、都立の平均レベル以上の高校に入学できるのであるが、受験生の多くは数学と英語を塾で学習するというのが一般的なパターンである。しかし、理科は毎回似たような問題が出題され、一番テスト対策ができる教科でもある。社会科に至っては小学校で習ったことを覚えていれば7割ができるのだ。昨年、小学生に高校入試の問題をそのままやらせたら、なんと80点を取ってしまった。しかも何回やっても75点以上を確実にとることができた。その時社会科が得意という中3生に同じ問題をやらせたら、55点が最高だった。つまり20点の差ができたわけだ。5教科にしたら5点の平均点を上げることができたわけだが、小学生が特別できたわけではないのだ。なぜならその子供ははじめはやはり40点ほどしか取れない子供だったからである。どうしたか。簡単である。地理は白地図を使って毎回5分程度覚える。歴史は出来事順にカルタ取りで覚える。公民はそれほど厚くない問題を問題集でこなす。それを繰り返すことで社会科のプロになれるのである。これは大学の入試にも使える。一度覚えたら案外忘れないもので、よくテレビのクイズでも半分程度はできるようになるからおかしい。嘘だと思ったら地図記号から確かめてほしい。案外君は天才になれるかも・・・。

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