入塾者の中には大手塾からくる生徒がいる。反対もある。特に小学生で「受験をめざしたいので」と言って大手塾に移って行く子がある。確かに大手塾の広告を見ると、早稲田、慶応に○○名と書いているから、入るとみんな合格できるような気がするものだ。しかし、その割合を考えてほしい。合格できるのは多分その一割にも満たないのではないだろうか。実際、受験のノウハウはできているので、レールに乗れる子はいいのだが、必ずしもそうとは限らない。その多くは私立でもあまり知られていない学校に入ったりするものだ。今日行ったT中高一貫を謳った学校の説明会では、有名大学に何名合格。と話されていた。しかし、合格した子は350人もいるうちのわずかに5%程度しかいない。この学校がうたってるのはニュージーランド短期留学で105万もかかる。そのほかに年間75万円もかかるので、決して安くはない。そして毎日朝早くから朝から晩まで特訓の連続だ。夏休みもお金を取って8時間の学習を毎日やる。にもかかわらずである。公立校でもこの程度の進学なら上位校なら普通にある。埼玉県のある公立校では男の子がシンクロをやるというので話題になって映画にもなったが、その年、部長は現役で東工大に進学した。最近はなんとノーベル賞をとった先輩が出たことでも地元で有名になった。中高に通って700万円も800万もかける学校もあれば、部活もがんばってやって目標の大学に進学できるのではどちらがその後の伸びしろがあるのか、考えてほしい。こまめに基礎力をつけることで成果を上げている個人塾と一部のスーパーエリートを集めている高い大手塾。それでもやはり大手塾がいいですか。

コメントを残す